はまなす教室での閉所式
閉所式にはこれまで渡波小避難所で過ごした40名ほどの被災者の皆さんと、これまで避難所の運営に携わってきた本部の方々、また週末に渡波小で活動してきた愛知県ボランティアセンターの10名ほどのボランティアの方々、そして3月20日から炊き出しを中心に渡波小で休みなく支援活動を行ってきた協力隊OB2名が参加して行われました。
閉所式では、初めに避難所の運営に長期に渡り携わってきた高橋さん(高橋館長)と山田さんにご挨拶を頂いた後、協力隊OBを代表して稲見さんからこれまでの避難所で生活してきた皆さんへの労いのことばがあり、それに対して被災者を代表して丹野さん(2階長)と馬場さん(最後の避難所住民)からお礼のことばがありました。
避難所本部の高橋さんのご挨拶
協力隊OBの稲見さん
最後に、参加された皆さんで渡波小学校の校歌を合唱し、閉所式を終えました。
その後、渡波小での最後の炊き出しの「チラシ寿司」を皆さんで一緒に頂きました。
最後の炊き出し「ちらし寿司」の調理
これで、渡波小学校避難所は閉鎖することになりますが、この避難所で生活された被災者の皆さんやここで活動したボランティアの皆さんにとっては、この場所が出会いの場であり、苦楽を共にしたところです。
これからは仮設住宅等に移られて新たな生活がスタートします。そこでの生活は決して楽なものではなく、避難所以上に辛いことが多くあるかと思います。それでも、この避難所で出会った人同士がぜひ今後も助け合い、力を合わせて厳しい仮設生活を乗り切ってほしいと切に願います。
私たち協力隊OB有志は今後も石巻渡波を拠点に支援活動を継続していきます。
渡波小学校避難所が閉鎖しても私たちの活動に終わりはありません。
今後とも皆さんのご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。
なお、本日の渡波小学校閉所式の様子は夕方のNHK仙台放送でトップニュースとして放送されました。
http://www.nhk.or.jp/sendai/lnews/6003245981.html
(菅野)